40代男性がなぜGReeeeNを歌うのか?

ここ数年、自身のカラオケ動画のほどんどがGReeeeNの曲であることにお気づきだろうか?
GReeeeNの楽曲のテーマは愛やら夢やら希望といった美辞麗句を並べたものばかりで、主に10代、20代の若者に共感しそうないわゆる「応援ソング」的な要素が強い。まあ曲の世界観も抽象的でふわっとしたものなので、企業のCMやドラマの挿入歌としてもよく採用される。
そしてGReeeeNは、4人が歯科医とミュージシャンの二足のわらじで活動し、さらにその素性は謎という異例づくめのグループである。
GReeeeNを集中して歌うようになったのは、ここ1.2年のことで、そこまでは愛唄とキセキ程度しか知らずにアルバムも買ったことがなかった。

では40代男性がなぜGReeeeNを歌うのか?
大半の40代は、子育てや、住宅ローン、介護問題など、経済的な問題が山積して心身ともに疲弊している人がほとんどで、愛やら夢やら希望などといったものは所詮、絵空事と思うだろう。ふわっとした夢より、日々地に足をつけて現実と向き合わうことに必死な年代だ。
それゆえに音楽の趣向が、青春時代を過ごした80年代、90年代でストップしている人も多い。
なので、素性すらわからない正体不明の「応援ソング」に無邪気に共感するはずがない。
もし共感するとすれば、姉妹親子みたいな、子どもと同じものを共有したい親ぐらいだろう。
というわけで、少なくとも40代の男がこの曲を熱唱したところで、ほぼメリットはないし、逆に気味悪ささえ感じる。

誤解がないように断っておくが、若い女の子にモテようと思って歌っているのではない。
もちろんアンチGReeeeNでもない。
楽曲含めとても魅力的なバンドだ。僕があと20歳若かったらファンクラブにも入っていたかもしれない。
じゃなかったらここで歌ってはいない。

ただ、自分の年代からして、GReeeeNの歌に、現実を重ねてみたり、勇気づけられたり、曲の世界観に心酔するには、設定的に無理があるというものだ。
なので当然、今後もファンクラブにも入る予定もない(笑)。

前置きが長くなったが、
ではなぜそんな対極の歌を歌うのか、

それは…

ミックスボイスを習得したいからだ。

このブログで何度も出現するキーワード「ミックスボイス」。
これは、高いキーを発声する時の歌唱方法で、普段話す地声(チェストボイス)ではなく、本来弱々しい裏声が、トレーニングによって、芯のある強い裏声になり、ふだんの地声よりも高いキーを喉に負担をかけることなく発声することができる歌唱方法です。

80年代、僕が10代の頃、洋楽のPVが多く日本でも流れるようになって海外アーティストの曲をよく聴いていました。GUN’Sやエアロスミス、ハロウィン、プリンス、マライヤキャリー、ジャネットジャクソンetc 今もなお第一線で活躍する実力派アーティストです。そんな海外アーティストのPVを観ては、映画並みのクオリティーと歌唱力の高さにとても驚愕していました。エンターテイメントのクオリティーの高さに関しては、洋楽と邦楽と歴然とした差がありました。

しかし90年代あたりから、日本でもハリウッドスタイルなど米国歌手の歌唱方法を積極的に取り入れてきてきました。なので男性女性問わず、元々キーが高い人ではなく、話す声は低い声の人でも、ボーカルトレーニングによって、ハイトーンボイスで歌うボーカリストが多く見受けられます。
そして、数多くのボーカリストの中で、最高峰のハイトーンボイスの持ち主、GReeeeNのhideさんの歌唱がミックスボイスの習得に効果的だと思ったからです。

GReeeeNを歌い初めの方は、高いキーを地声(チェストボイス)で張って歌っていたせいか喉に負担がかかり1曲声が持たなかったりしました。それは他の曲でもそうですが、あとで聞くとまず苦しそうだし、声を張ったわりには、声がでていません。
それで練習していくうちに次第に、チェストからミックスへ移行し、あまり声を張らずに高いキーを楽に出せるようになり、いつの間にかGReeeeNばかり歌うようになりました。

これが40代男性がGReeeeNを歌う理由です。

最終的には海外アーティストの曲も歌えればなあと思います。

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